Baby Words

2004年7月18日
やっぱり、英語であっても語彙力をつけようと思えば読書だ。
本を読むだけで「Spelling」(つづり)や語彙も自然に増えていく。

しかし、いきなり読書しろと言ったって、英語の本は百科事典に匹敵する催眠能力を発揮する。 
この本はちと自分の能力にむつかしすぎたかな、、とレベルを下げていく。。どんどん、どんどんと下げていく。

そして行き着くところが絵本だ。これだ。幼児が読む本だ。文字でわからなくとも絵で想像できるようにしてある。

はっきりいって絵本なんかどうでもいいのだが、この小さな子供の本が意外に難しい。選ぶ本によるのはいうまでもないが、日本と同じように幼児語というのがあって、そういう英語式幼児語がふんだんにでてくるのだ。

動物の名前から、ものの名前、音の種類まで、こんな単語は見たことないというようなのが結構載っている。辞書を引いてみても、見つけられないものが多い。例をだしていえば、「お母さん」は辞書にのってるが、「おかあたん」は辞書にのってないのと一緒だ。

まぁ実生活で幼児語を学んでも役にたたないと思うかもしれないが、話し始めはみな赤ちゃん言葉だ。誰もが通ってくる道だ。英語もこの辺を少し触っておくと、何かがわかるかもだ。

まず幼児というのは舌が回らない。日本語でもそうだがしっかり発音できずに、「どうしたの?」を「どちたの?」となったりする。英語でも同じようにちょっと舌を噛みそうな(あるいは実際に噛んでいる)発音は幼児には難しい。というので、彼らは自分流で話すわけだ。これが下手な日本人の発音より通じるのだから、どうせまちがうなら、幼児語に間違うのも手だ。

まず日本人にできない「R」の発音。 ネイティブでも小さな子供には正確にはできない子が多い。
では、「R」じゃなくてなんと間違ってるのか?
よっぽど突飛な舌足らずでなければ、「W」に置き換えられるのをよく見る。「L」じゃないぞ。「W」だ。

I want a red car」(赤い車がほしい)
というのを
I wan’ a wed car」(あかいくるまがほちー)
と舌足らずだ。

しかし、確実に通じる。下手な日本人より絶対に通じる。
要は間違え方の基本だ。

ま、ありとあらゆる間違え方があるが、当時4歳だったWilliamは「TH」の発音ができずに、「F」に置き換えていた。
彼は「Thank you」を「Fank you」などとかわいいことを言っていた。
「One, two, free」と発音する。 数えてるときはいいとして、
I want three」(3個ちょうだい)みたいにその数字だけのとき、
I want free」というので、わかりにくくはあったが。

あと多いのが
Yellow」(黄色)を言えない子供。
なぜか大半「Lellow」という。ほかの「Y」の発音は「L」に置き換えられるわけじゃないんだが、この単語に限りそのほうがいいやすいらしい。

ま、並べるときりがないが、「R」でお悩みの人に提案。
ちょっとその発音が苦手なら、それを全部「W」に置き換えてみよう。
「Rabbit」(うさぎ)のことを、「Labbit」(くさぎ)(本当にそういう意味ではない)と言っても誰もわからないが、
Wabbit」(うさたん)と言えばみんなわかってくれる。
かわいいって思われるかもだが、とんちんかんと思われるよりましであろう。

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